土地を担保にして借り入れしても返済等は特に他と変わらない

あまり多くの人は土地や建物と言った不動産は持っていないですし、そういったものとは無縁の生活を送ってきていると思います。唯一マンションや一戸建てを買うために住宅ローンを借入した場合は、不動産を持つことができますが、それを利用して更にお金を借りようと考えたりする人は少ないでしょう。ですから土地を担保にして借入をした場合というのは、キャッシングなどと違って特別な借入というのがあるんだろうと考えている人も多いかもしれません。しかし実際にはカードローンと同じような借入であり、ほとんどが返済方法も同じで変わらないのです。

「借金を返済できなかったら、すぐに土地を没収されてしまうんじゃないのか？」と考えている人も多いかもしれませんが、土地を担保にしてあるといっても、返済ができなかったらすぐに競売にかけるということもないのです。多くの場合は競売にかけるまでにかなり時間がかかります。それまで出来るだけたくさんの利息を支払って貰いたいからです。交渉次第では利息の支払だけで元金を返済しなくていい、ということもありうるそうです。もちろん最後には土地を没収して競売にかけるわけですが、それまでずっと利息を支払い続けていればいいわけです。

この点は確かに少し返済方法がキャッシングなどとは違うかもしれません。キャッシングやカードローンの場合は3ヶ月も返済しなければ延滞となってブラック扱いになり、裁判所によって差し押さえされることが多いです。しかしそこで弁護士に依頼して法律事務所が間に入れば、任意整理という形を取ることがでいますから、その際は利息が割引になったりします。こういうところは土地を担保にしている場合と似ているといえるでしょう。

いずれにせよお金を借りたならばしっかりと返済をしなければならないというのは間違いのないことであり、これは土地を担保にしている大きな借入であろうが、土地を担保にせずに保証人もつけていないカードローンであろうと変わらないのです。借りたら返す、この原則だけはお金持ちでも貧乏人でも変わらずに存在しているルールです。