借金の枠は上限いっぱいまで設定してもらえることは稀だ

借金の枠を増額してもらうということが非常に難しいというのは、借入をしたことがあり増額申請もしたことがある人ならわかると思います。どんな街金であっても、消費者金融であっても、また銀行系カードローンなどのキャッシングであっても、借入の枠を増やすというのは非常に難しいことだとされています。なぜかというと理由はあって、小口で貸出をするということでリスクをヘッジしているからなんです。

どういう意味かといえば、小口での貸出というのはいろいろな人に少しずつ貸し出すということです。例えば一人の人に100万円を貸し出しするよりも50人に2万円の貸出をするほうがリスクヘッジになるのです。つまり一人に100万円を貸し出した場合、その一人が返済ができなくなってしまった場合、100万円分の元金を免責しなければならず、利息も稼ぐことができなくなってしまうのです。しかし50人に2万円ずつ貸出をしている場合は、一人が返済できなくなっても2万円の免責と金利を取れないだけで済みます。50倍もの違いがあるのは一目瞭然でしょう。

このようにいろいろな人に少しずつ貸出をしたほうが、損をする可能性というのが減るのです。これがリスクのヘッジというものなんですが、これが増額申請が通りにくいという理由なのです。もし一人を増額申請で通して、借入枠を広げてしまえば、その人が貸し倒れになってしまった場合は増額をしなかった場合に比べて多くの損を抱えてしまうのです。だから余程の信用がない限りは借入枠を増やそうという動きは業者側はしてくれないのです。

だからこの借入枠を一杯一杯まで広げたことがある人というのはほとんどいないといえるでしょう。銀行系カードローンなどでは100万年を超えるような額が最大で設定することができます。300万円や500万円などまでフリーローンで借入枠を設定することができるわけですが、この枠を最大まで使える人はほとんどいないというのがわかるでしょう。ここまでの枠を設定してしまったら、かなりリスクがあるので業者側は絶対に嫌がるので、出来ないものと思っておいたほうがあとで落ち込まなくていいと思います。